日本音楽集団
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 2013年11月30日(土) 第210回定期演奏会
日本音楽集団 第210回 定期演奏会
子どもたちへのメッセージ

【1】 ごんぎつね[新美南吉 生誕百年記念]
  (新美南吉原作・佐藤万里作詞
  川崎絵都夫作曲:1998年、2011年改訂)
語り:飛山真利子
合唱:NHK東京児童合唱団)

【2】 日本の音たち―伝統楽器紹介のための
《子供のための組曲(長澤勝俊作曲:1964年)より》

【3】 ひかりのうたげ 〜童声合唱と邦楽器のための
  (信長貴富作曲:2005年)
指揮:苫米地英一
合唱:NHK東京児童合唱団

【4】 八声のコンチェルティーノ
  (福嶋頼秀作曲:委嘱初演)
指揮:稲田康

【5】 スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」より
ヤマトタケル組曲

  (長澤勝俊作曲:1986年)
指揮:田村拓男



日時: 2013年11月30日(土) 18:00開演(17:30開場)
会場: 第一生命ホール(晴海トリトンスクエア内)(都営大江戸線「勝どき駅」より徒歩8分)
入場料: 4,000円(全席自由) ヤングチケット:2,000円(25歳以下の方・全席自由)
★中学生以下入場無料★
事前に入場チケットをお申し込み下さい。小学生以下のお子さまは、保護者の方ご同伴(有料)でのご来場をお願いいたします。
★4歳以上入場可能★(公演当日の年齢)
チケットはお一人様一枚必要となります。


 日本音楽集団は、全国各地の中学校・高等学校での音楽鑑賞会、および、トリトン・アーツ・ネットワークと連携して、第一生命ホール周辺地域の学校・社会福祉施設へのアウトリーチ活動を継続しています。
 第210回定期演奏会では、こうした活動の成果として、「子どもたち」に、日本の伝統楽器を、『世界に冠する楽器』として印象付けることを目的としています。
 「ごんぎつね」・「ひかりのうたげ」の2作品は、NHK東京児童合唱団をゲストに迎え、「子どもたち」が邦楽へ参加する一つの新しい形を提案するものです。

 また、「ヤマトタケル組曲」は、三代目市川猿之助のスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』(1986年・新橋演舞場)の音楽として作曲され、この歌舞伎は、昨年の四代目市川猿之助・九代目市川中車襲名披露公演など、度々再演されている人気演目です。この演奏が、歌舞伎の劇場へと足を運んでもらうきっかけとなれば幸いです。


ごんぎつね (作曲:川崎絵都夫)
新美南吉原作の童話を1998年に音楽化した作品です。2011年度の文化庁「子どものための優れた舞台芸術体験事業」のワークショップ作品として採用され、多数の小学生が朗読と合唱にてこの作品の演奏に参加しました。


ひかりのうたげ〜童声合唱と邦楽器のための (作曲:信長貴富)
2005年にNHK東京児童合唱団によって初演されました。広島と長崎の「蛍」にまつわるわらべうたを引用し、蛍に死者の霊が宿るという考え方から、過去から現在に至る沢山の人々の魂がこの歌のもとに集えないか、という作曲者の願いが込められています。


八声のコンチェルティーノ (作曲:福嶋頼秀)
この曲は、笛・尺八・篳篥・三味線・琵琶・箏・十七絃・打楽器の各1名ずつがソロ奏者として扱われ、時に古典的なフレーズを美しく、時に現代的なフレーズを技巧的に演奏しながら、和楽器の様々な魅力を紹介する作品です。作曲にあたっては完成前の段階で試演を行い、奏者の意見を楽譜に反映させているのですが、これはソリスト集団でもある日本音楽集団らしい創作方法、とも言えるでしょう。 作曲家のみならず、演奏者のメッセージも込められたこの作品・・・愛好家のみなさんはもちろん、和楽器を初めて聴く方や子ども達にも、是非とも聴いていただきたいと思います。(福嶋頼秀)

NHK東京児童合唱団
 1952年3月「少年少女に豊かな心を」という願いから、NHKの教育番組と子ども番組の充実を目的として創立されたNHK東京児童合唱団は、2012年度に創立60周年を迎えました。当合唱団は、NHKの放送出演はもとより、海外の合唱団との交流や国内の主要なオーケストラとの共演を重ね、1972年の創立20周年記念演奏会以来、毎年定期演奏会を開催、邦人作曲家への合唱作品の委嘱など、多くの作品を国内外に紹介しています。
 「コダーイ・ゾルタン生誕100周年記念国際合唱コンクール」青少年部門第1位・総合部門グランプリなど、国内外の多数のコンクールに入賞。2009年N響とともに「天皇・皇后両陛下ご成婚50周年記念コンサート」に出演しました。そして、N響とは、2010年、2011年、2012年と3年連続して共演。また、2012年に来日公演したウィーン国立歌劇場のオペラで共演するなど、オペラ合唱演奏にも数多く出演しています。
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