日本音楽集団
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 2016年11月19日(土)第219回定期演奏会
日本音楽集団 第219回 定期演奏会
子どものための組曲
長澤勝俊の「子どものための組曲」から半世紀
日本音楽集団からの新たなメッセージ

1. 長澤勝俊 作曲(1964年) 指揮:稲田康
2. 篠田大介 作曲(2015年)
3. 福嶋頼秀 作曲(委嘱新作) 指揮:苫米地英一
4. 高橋久美子 作曲(委嘱新作)
5. 秋岸寛久 作曲(委嘱新作)指揮:稲田康


◆日時: 2016年11月19日(土) 14:00開演(13:30開場)
◆会場: 第一生命ホール(晴海トリトンスクエア)(都営大江戸線「勝どき駅」A2a出口より徒歩8分)
◆入場料: 4,000円(全席自由) 9月1日発売開始
ヤングチケット:2,000円(全席自由) 25歳以下の方への割安料金です

篠田大介から
この「子どものための組曲」は、全国の子ども達のための作品として2015年に作曲した。プロデューサーの米澤氏から頂いたお題はとても明快で、「子どもでも楽しめる分かりやすい、そして邦楽器の魅力が伝わる作品」というものだった。そのお題を受けて、明るく前向きで元気なメロディ、子ども達がはしゃぎながらじゃれ合うような楽しいアンサンブル、そして華やかで聴き映えのする、各楽器の魅力が活きる扱い方、を意識して作曲した 子ども達が邦楽器に興味を持ち、そして将来この曲を演奏してくれたらこの上なく幸せである。
福嶋頼秀から
私が台本構成・作編曲を担当する「こどもオペラ」シリーズには、歌手や洋楽器に混ざって、三味線が大活躍する作品がある。三味線奏者は毎回各地で、その魅力あふれる幅広い表現で、子ども達の人気の的だ。
ところで、“こども”と言っても、赤ちゃんから青少年まで、興味も反応も実にさまざま。こういった作品では、そのあたりの配慮も欠かせない。
だが、世界で活躍する指揮者チョン・ミョンフンと同様な仕事をした際に、彼に言われた言葉がある。「一番大事なのは、音楽のそのものが持つ力だよ」
そのような想いを込めて、今、合奏曲を書いている。
高橋久美子から
子どもと音楽を共有する時、たびたび面白い場面に遭遇する。例えば一緒に歌っている時「そこ、もうちょっと高くしてね」なんて言うとパッと天井を見上げたり「いや、そうじゃなくって」なんて言おうものならスッと小さく屈んだりする。そんな時、子どもはなんてユニークなんだろうとその発想の豊かさに驚かされる。また子どもの眼=耳はとても敏感で正直だ。興味のある音楽に触れた時、目をキラキラ輝かせて聴いている。私もかつてはそんな子どもだったのであろうか。この作品は大人が思い描いた子どもの楽しめる曲ではなく、子供自身がそれぞれの楽しさを見つけられるような曲にしたいと思っている。
秋岸寛久から
大人びているようでもやはり幼く、純真無垢のように見えても実はしたたか。なんとも捉えようのないのが「子ども」。私自身はどんな子どもだったのだろう。音楽の魅力に気づき始めた頃。邦楽器に興味を持ち始めた頃。あのころの自分が、興味を持ち、惹きつけられるような作品を、数十年経った今、生み出すことができるのか。過去の自分と向き合うような作業の中から、今の子どもたちの心にも響く作品が誕生することを願って、音を紡ぎだしております。
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